今月の石田梅岩・石門心学講座(Web松柏舎)は、『都鄙問答』「鬼神を遠ざくと云う事を問の段」の会読を行いました。充実した2時間でした。
『都鄙問答』はいいですね。一段毎に意味が深まります。
この段の最後は、「俗説にかかわらず、本(もと)を推して工夫有るべき所なり」と、「工夫」が用いられています。工夫とは禅の公案を熟考する意味に使われます。禅的境地に達している梅岩先生がよく使う言葉です。師と共に工夫三昧に入りたいものです。
この段を第二巻の最初に置いた意味が理解できました。
来月、7月23日は「禅僧俗家の殺生を譏の段」です。
ご参集をお待ちしています。
現代語訳、注釈、解題を添付しました。
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