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執筆者の写真大和商業研究所

松柏舎『大洋雑話』、Web松柏舎『石田先生事蹟』を読む

11月度松柏舎は、心学者・高村悠斎「大洋雑話」を読んでいます。12月はお休みで、次回は1月23日になります。

Web松柏舎はZOOMにて、12月16日(水)18時~20時です。ご希望の方は、お申し込みください。URLをお伝えします。こちらは『石田先生事蹟』を読んでいます。

今月の松柏舎は、松柏舎第5期第5講で「大洋雑話」(1834年刊)の3回目の輪読でした。読み進むにつれて、悠斎が明倫舎第三世の上河淇水に学んだ石門心学の大局観を、神儒仏を交えて縦横無尽の語る様に引き込まれます。皆様の感想からキーワードを挙げました。

惻隠の心、徒然草の土大根の信、人の為に役立つことを行う者が菩薩、信は道の元・功徳の母、菅原道真「祈りなばなどか験のあらざらん、元より同じ神の身なれば」、衣食住の三つから欲心が起こる、聖賢には愛憎私なし、我が固有の本心を磨く、詩経の重要さ、「詩三百、一言以ってこれを蔽う。曰く思い邪無し」、紀貫之「花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声、いずれか歌をよまざらん」、歌うも舞うも法の声、日本人のきれいな心を伝えていきたいなど。

以上、充実した学びの時を過ごしました。「心学を学ぶ」から「心学を活かす」に心を尽くして参りたいものです。次回を楽しみにしています。



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