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執筆者の写真大和商業研究所

松柏舎(大和梅岩力講座)4月度ZOOMにて初開催

更新日:2020年4月30日

「緊急事態宣言」下で会場(大阪市中央公会堂)が閉鎖となり、前月に続き4月27日の「松柏舎」も延期しました。この間、行動制限の一方で、私の旧職のように、ライフラインに関わる流通・運輸・サービス、製造業・農水産業などに従事の皆様は、生活者のための職務に励まれ週末にも従事される方は少なくありません。私達にとって大変ありがたいことと心より感謝する次第です。

今回の惨禍の前と後で、私達が同じ言動をしていたのでは教訓になりません。この苦難が去った後、どのように生きるべきかを考えて行動したいものです。それには石門心学の教えが少なからず役立つ筈です。

 しかし、3月、4月と2か月も講座が休止になり、道友の皆様とお会いすることができず、刻々と変わりゆく時代の節目に情報共有する機会を逸失することは大変残念なことと嘆いていました。

そんな折、東京で開催の「石門心学実践講座」(ZOOMミーティング)に参加し、これに刺激を受け、松柏舎もZOOMを活用しようと思い至りました。呼びかけをしたところ、7名の参加者を得て活発な意見交換ができました。

東京からゲスト参加の竹花さんは早速FBにアップして下さいました。

今回はあくまでWebでのお試しで、正規の「第4期第12講」ではないので『都鄙問答』の輪読は行わず、ディスカッションの時間を多くとることにしました。テーマは「アフターコロナの社会のあり方について」。

私からは次のように述べました。

1.一人一人が自立・自尊感情を高める

コロナ禍を活かして、先人・哲人・聖人の心を自分の心に映す。

2.経済発展か、命か、という二者択一の議論が行われているが・・・

まずは命を救う。自粛を徹底すれば、早期に経済は回復する。緩い規制では感染者は止まらず、「緊急事態」は長期化し、経済回復は遅れる。自分・身内や著名人だと思えばかけがえのない命であることに気付かされる。数字(パーセントや人数)では大事さが見えない。

3.コロナ後の経済の回復

一次産業に力点を置くよう国の政策を変えるべきだ。農林水産業に製造業・流通業をミックスした六次産業化のモデルも多数ある。地方は空屋が多く地代・家賃が低く、自給自足に近い生活ができる。就業人口の移動により、東京一極集中の弊害を抑え、地方の活力向上や自然災害への抑止、食料自給率の向上にもつながる。

4.私の役割は石門心学の普及

イノベーションを常にキーワードにしてきた。先師・梅岩先生、石門心学の教えの中から、また皆さんの提言の中にもコロナ後のヒントがあり、新たな知見を得て発信して参りたい。


Webによる松柏舎の再開で、人類にとって未曽有の厄災の中で、心を平生に保ち活動をしていくリズム感を取り戻せた感がしました。皆様からも「この2か月の休止で心に穴があいたようだった」「また参加したい」などの声が寄せられました。これまでの4年間の心学講座に加えて、新たな学びの手法を得て、背中を押される気がします。

遠方の方とも即座に会えて情報交換ができる。道友・同志とフェース・ツー・フェースで意見を述べ合うことができる、困難な状況を共有し課題解決のヒントにつなげる、新たな生活や仕事に向けての意欲が湧く・・・等々、様々な効果かあることを感じ取ることができました。また開催の機会を作りたいと思っています。

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